Interview to Mr.Hamajima

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JBJJF 浜島事務局長インタビュー

831日に開催されたBJJ-JAMの大会後にJBJJF(日本ブラジリアン柔術連盟)事務局長の浜島さんにインタビューを行ないました。今年に入ってから変わりつつあるIBJJFの方向性、運営方針について伺っています。

 

――今回はBJJ-JAMお疲れ様でした。前のBJJ-JAMは何年前でしたっけ?

何年前でしょうか。もう十年以上前の話ですね。

――規模的に当時と変わらないですか?

第一回のパレストラでやった時は20試合くらいだったでしょうか。結局最後はもうワンマッチの需要が無くなっていってトーナメントに移行していったんだと思います。

――その頃、運営をしていたのは若林(太郎)さんですよね?

はい、若林さんです。1998年に行なわれていたときはパラエストラ東京主催でしたから。連盟主催としては今回が初めてです。

――今回は以前にはなかったスペシャルマッチが行われ、大変盛り上がりました。7月の東日本選手権でもレアンドロ・ロ選手を含めたスペシャルマッチを開催していますが、これはJBJJF大会の求心力を上げていこうという狙いでしょうか。

スペシャルワンマッチでみんなが見たいカードを組むことによって大会の注目度が上がる。見て勉強になるし、自分もいつかスペシャルワンマッチに出たいっていう白帯青帯の人たちが増えてくれれば、柔術普及の一環として意義があるのではないかと思っています。

――今、年間で何大会くらい開催してるんですか?

340くらいですか。ノーギと同日開催も含めてですけど。全国各地でやってます。結構会員登録料で余裕があるんじゃないかって思われがちなんですけど全然そんなことなくて。ちゃんと会員報告見ていただければわかると思うんですけど本当に余裕がない。今、実質事務局って僕とあと週一回来るか来ないかっていうアルバイトで回してる状況なんで。本当にもうカツカツですね。もう試合の準備とかほぼ全部自分だけでやっています。

 

――さて、JBJJFのことですが、体制が3月に変わったと聞いています。

そうですね。3月に早川光由理事が辞任しました。

――それはどういうきっかけがあったのでしょうか?

結局本人が、自分が抜けてもいい状態のものを作り上げて、本人としても満足行く形になったっていうのがあって、一方でトライフォースをもっと大きくしたいけど連盟と掛け持ちだと難しいと。そうした話合いがあり、結果として辞任ということになりました。

――ほかのメンバーは以前のままでしょうか。

はい。草柳監査、桑原審判部長、植松審判部副部長、滝川直央審判部副部長、そして中井祐樹会長ですね。

――今年の東日本大会ではレアンドロ・ロ選手などのスペシャルマッチが開催されましたが、こうした連盟の方向性を変えようという動きは昨年からあったのでしょうか?

そうですね。前々からそういう話はしていました。それで今年からちょっと変えていこうかということになり、年が明けてすぐぐらいに、まず、いままで面倒だった会員登録のやり方を簡素化しました。

――先日、全日本選手権の時に浜島さんは「大会の参加者が離れてしまったので取り戻していきたい」ということを言ってましたね。ID登録方式の変更、スペシャルマッチの実施といろいろ改革しつつあるわけですね。

今まで私たちは、IBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)のルールになるべく則った形でやってきたわけですが、結果としてこのやり方は日本には合わなかったのかなと感じています。IBJJFでは今でも書類をプリントアウトして、先生にサインをもらってスキャンをし、メールで送ってということをやっています。日本もそうしたほうがいいだろうと思ってやってきたんですが、結果としては受け入れられませんでした。

――日本柔術界は年齢層が高くなっていて試合に出る人が少なくなっています。道場で練習してれば満足という人が多い。となるとIDはいらないということになってしまう。

ただ、IDカードは試合に出る為だけにあるっていう印象が強すぎるんですが、実際は帯の認定、その人が国際連盟、日本連盟に認めてもらったという位置付けでもあるんですよ。たとえば、僕は柔術の黒帯ですって言ってる人がいたとき、じゃあどこの黒帯なんですかっていうことになる。所属道場の先生にもらったっていうのはそれはそれで全然構わないんですけど、じゃあ、剣道で何段ですかという話になった時に、日本剣道連盟認定の段位ですかってことになるじゃないですか。

――勝手に名乗ってるだけでしょと。

はい。海外では多いと聞いております、そのせいでIBJJFが先程言っていたような厳格なシステムをしているのだと思います。IDにはその役割もあるんです。あとはそういうふうにしっかりやっていくことで選手たちを守っていくっていう位置付けもある。ただ、実際は選手が大会に出るためのカードになっちゃってるんで、そこは連盟としてもっとアピールしていかないといけませんね。

 

――少し話を戻しますが、今年はカンペオナートも復活ですね。

そうですね。久々にやりますね。全日本大会の格式なのにIDがない人でも出られるということで、ちょっと今までJBJJFがやってきた大会とは違いますね。

――柔術のルールでやるけど、それでも出たいんだったら誰でも出られますよと。柔道の人だろうが。サンボの人だろうが。

はい。ぶっちゃけた話、今まで閉じた世界だったじゃないですか、連盟自体が。でも、それこそ柔道の人なりサンボの人が柔術に触れてくれるだけでも今の柔術界にとってはプラスになるだろうし、それで柔術にちょっとでも興味持ってもらえればそれこそJBJJFとしては嬉しい。

――外に広げるという。

そうですね。

――そのあとの予定は?

それが終わるともう地区大会、アジアオープンで今年はいっぱいいっぱいですね。もしかすると来年にはアカデミー対抗戦をやりたいですね。今年慌ててやることじゃないですけど、できれば来年頭くらいに団体対抗戦できれば面白いかな、と。

――それはまだどこにも発表していないことですか?

まだどこにも出していないですね。理事会で開催出来ればいいですね、と話は出るのですが、ちょっとどういう風にやればいいのか検討中です。勝ち抜き戦にするのか、5対5で先鋒、次鋒でやっていくのか。なんだかんだ忙しくて流れ流れになってしまい。昔から団体対抗戦やりたいですねっていう話はあったんですけど。
あとはJBJJFプロみたいなものができたらいいなと。今IBJJFがプロやっているじゃないですか。あれができたら最高だと思うんですけど。

――スポンサー探さなくちゃいけないですね。

はい(笑)。IBJJFみたいに一大会一大会であれだけ盛り上がってくれれば豊富な予算が取れるんですけど(笑)。

――ブラジルとかアメリカは若い選手がどんどん出てきますからね。マーケット自体が大きい。

これはあくまでも個人的な意見になってしまいますけど。日本ってやっぱり部活文化があるじゃないですか。やっぱり小学生時代には柔術クラスに通っていても中学になったらみんな野球やりますサッカーやりますって言って辞めていってしまう。

――よく聞きますね、それ。みんな中学になったら部活に。やっぱり学校の方が公式なものという親の心理があるんでしょうか。

公式でもあるし、無料でもあるし。こっちは月謝取らないといけないし、公式でもないし。アブダビみたいに柔術が学校教育になってくれれば最高なんですけどね(笑)。

――今年はあとアジアオープンですね。

はい。今年は愛知です。当初、IBJJFからは東京で毎年やってほしいって言われてたんですけど会場が取れなくて。

――でも中部は柔術の選手が多いですから。

そうですね。逆に言うと向こうで日系人の人たちがたくさん出てもらえたらいいと思います。最近JBJJFの大会には日系人の方があまり出てなかったということもあるんで、これをきっかけにどんどん交流していきたいですね。

――わかりました。今日はお忙しいところありがとうございました。

 

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今年、新板橋に移設したばかりの、浜島事務局長が主宰するアカデミー「デラヒーバジャパン」。

 

 



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